今回は「計画術」をテーマに、あなたの計画が崩れる理由から計画の立て方、そして計画の達成率を上げるコツを書きます。
- 物事の達成率を上げたい!
- 計画を立てることが大切なのは知っているけど、立て方がわからない。
- 計画を立てているけど、いつも途中で断念してしまう。
このような悩みを解消する記事です。
昔の僕は計画を立ててもすぐに挫折する雑魚学生でした。しかし実用書やYouTube、サイトなどで学び工夫を重ねた結果、達成率の高い計画術の知識を身に付けられたので、それを共有します!
計画が崩れる理由3選
- 作業に掛かる時間を把握できていない
- 本当は必要のないこともやっている
- 失敗をあらかじめ計画に入れていない
①作業に掛かる時間を把握できていない
長期の計画にも短期の計画にも言えることですが、作業に掛かる本当の目安時間を知らないことが計画が崩れる原因となります。
例えば、1日の計画を立てる時に「この資料は2時間でできる」と考えていたが、実際には4時間掛かったというような状況です。
実は、人間は自分の能力を少し高く見積もって計画を立ててしまう傾向があります(これを計画錯誤といいます)
ではどうすればいいかというと、1日の行動を数回記録をするといいです!
紙を1枚用意して[9時~9時半:メールチェック]のように1日を記録すると、この作業はこれだけ時間が必要とわかってくるので、無理のない計画を立てられるようになります。
②本当は必要のないことをやっている
当たり前ですが目標が多いほど、それぞれの達成率は下がります。自分が今、本当にこのタスクをやる必要があるのかと考えることはが超重要です。
エッセンシャル思考とは、本当に必要なことだけをやるという思考法です。
これはパレートの法則(80:20の法則)という全ての80%の成果は20%の行動によって生まれているというある経済学者が導いた法則を根拠としています。つまり、より少ないことをより良くやった方が成果は出やすいって話です!
エッセンシャル思考を学ぶことで自分に不必要なタスクを切り捨てられるようになり、結果的に物事が上手く回るようになります。詳細を知りたい方は下記の本がおすすめです。
③失敗をあらかじめ予定に入れていない
実は人間が誘惑に勝てる確率は約50%と言われています。
またスマホなどを触りたいという誘惑の他にも、やらなければならないことができたなど計画を狂わす要因は無数にあります。
ですが多くの人はそういった失敗やサボりを計画に入れていません。
崩れない計画の立て方のコツ4選
- 目標から逆算して考える
- MACの原則を使う
- 上手くいかないことを事前に想定する
- 目標を叶える手段は変更してよい
①目標から逆算して考える
目標から逆算して計画を立てると、現実味が出て達成しやすい計画が立てられます。
TOEICを例にして考えてみます!
①TOEICで〇〇点と取りたい。
↓
②その前の模試では〇〇点を取り、今度の模試では〇〇点を取らなければいけない。
↓
③そのためにはこの教材を終わる必要がある。
↓
④そのために今週はこの教材の〇〇章までする。
↓
⑤なら今日はこの章を〇〇ページまで進める。
一般的に目標は細分化するほど達成率が上がると言われています。
ただ単にTOEICの点数を上げようとして適当に教材を進めるにのに比べると、確実に達成率が高くなります。
②MACの原則
MACの法則とは科学的に考案された目標達成の原則です。
- M(Measurable):数字で測定可能な目標
- A(Actionable):目標達成までの過程を明確に書き出せる
- C(Competent):目標を達成することが自分の価値観に合っている
MとAは目標達成を具体的にイメージしたり、達成可能な目標を立てるという意味で重要です。(目標から逆算の項目で書いたように考えてみてください)
Cも重要です。頑張っていても失敗したり、つまずきそうになる時は必ず来ます。そんな時に価値観が合っていないと「何でこんなことしているんだろう」と投げ出してしまう原因になるからです。
③上手くいかないことを事前に想定
初めの章の1部で計画に失敗をあらかじめ予定に入れていないことが崩れの原因となる書きました。この場もう少し具体的に計画の余白の入れ方を解説します!
余白は2通りで入れましょう。
- 1,2週間に1回のサボる日(チートデイ)
- 1日の中での余裕となる時間
1,2週間に1回のサボる日(チートデイ)
事前にサボる日を決めておくとモチベーションが続き、成果が出やすいというデータがあります。
永遠に苦痛が続くより、あと3日頑張れば休める!とご褒美タイムがあるからと頑張れます。チートデイの頻度は2週間に1回or全体の15%ぐらいが理想です。
1日の中での余裕となる時間
これは1日の予定をパンパンにしていると、どれかが長引いたり疲れたりした時にそれ以降の予定が崩れるから必要です。
1日の計画を立てる際に、少し1つ1つの作業に掛ける時間に余裕を持たせたり、休憩時間を設定するようにしてみてください。
夕食後や寝る前に予定を入れないというのも効果的です。予定していて時間を超過した作業を夜に後回しできるので結果的に総作業量が増えるかもしれません。
④目標を叶える手段は変更してよい
目標を達成しようと努力をしていても「何か違う」とか「難易度が高すぎる」というようなネガティブな感情を持つことがあります。
そんな時に諦めるような逃げは悪いことではないと思います。価値観や能力の適正は人それぞれですから、次の挑戦が合っているということもあります。
つまり何が言いたいかというと、目標を叶える際の手段は変更してもいいということ。
例えば、就職のためにTOEICを勉強している人で十分に努力しても成果が出ないのなら、プログラミングなどの別のスキルの習得に切り替えるといいかもしれませんね。
計画達成率を上げるコツ4選
- 1日の計画を事前に立てておく
- 朝きちんと起きる
- フィードバックの回数を多くする
- 計画を立てる段階から定期的に第三者に報告
①1日の計画を事前に立てておく
毎回作業を開始する前に「次は何しようかな」と考えていては効率が悪いです。そのために朝1番の作業をする前に1日の計画が立っているのが理想です。
休日などに次の週の1日ごとの計画を立てるのもGoodですが、案外計はズレずれるもの。毎日1日ごとに考えるのがおすすめです。
僕は毎晩寝る前に次の日の予定を紙に書いてから寝るようにしています。この習慣のメリットは2つあります。
- 朝起きてすぐに作業に取り掛かれる
- 科学的に睡眠の質が上がる(脳がその日の終了を認識するかららしい)
また、この習慣の弱点は朝起きる時間が遅くなるとその日の予定が崩れがちなことです。
②朝きちんと起きる

当たり前ですが、1年は1日×365日です。ということは1日を上手く使えるかが1年、人生を左右するといっても過言ではありませんね。
その1日を上手く使えるかどうかは、朝きちんと起きられるかが9割だと思っています。
早起きできたら「今日は充実した」と思うし、遅く起きてしまうと「今日は少ししかできなかった」と誰しもが思うはず。朝きちんと起きられるように寝る前から備えましょう。
睡眠の改善方法や整え方は下記にまとめています。
>>参考:睡眠の質を改善する方法10選【科学的根拠あり】
③フィードバックの回数を多くする
フィードバックとは、目標達成に向けた行動の中で進捗状況を確認することです。
フィードバックの回数が多いほど、モチベーションが上がったり、間違った方向に行くことがないので成果が得られやすいです。
フィードバックの方法としてTOEIC学習の場合、
- 定期的に模試を解いて点数の向上を数値化
- 間違えた参考書の問題を分析し解きなおす
この辺りでしょうか。
フィードバックは自分を受け入れる必要があるため、少しキツイところがありますよね。お互いに頑張りましょう!
④計画を立てる段階から定期的に第三者に報告
計画を立てる際や実行中に人は、自分の能力を過信したり順調だと錯覚しがちです。
TOEIC300点の人が半年で900点で取ると言う友達を見ると「それはキツイだろ」と思っても、いざ自分が同じようなことを考えていると何故かできそうな気がするものです。
そういう勘違いをしないように、定期的に第三者(信頼できる人)に相談してみるのは最高です。
親友などに相談した時に「それは無理じゃない?」とか「それ意味なくない?」と言われたなら考え直す必要があります。計画を実行中の場合も同様です。
相談する人がいない場合、同じことを他の人が言っていたら自分はなんて思うだろうと想像してみるのもGoodだと思います。
最後に
今回は計画が崩れる理由から計画の立て方、計画の達成率を上げるコツを紹介しました。
たくさん書かせていただきましたが、僕自身も蓋を開けてみると改善の余地だらけです。お互いに頑張っていきましょう。最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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