この記事では、ミニマリストにおすすめの「エッセンシャル思考」という本を解説します。
「エッセンシャル思考」とは、タスクを最小限にすることでより大きな成果を得ようとする考え方です。これが生産性を上げたいミニマリストにピッタリなので今回紹介しますね。
- もっと仕事や勉強で成果を出したい!
- やることが多すぎてパニックになっている。
- ミニマリストにおすすめの本を知りたい。
このような人におすすめの記事です。タイトルに書いている通りですが、今までミニマリストにくせにエッセンシャル思考を読まなかった僕は完全にアホでした。
ミニマリストなら物だけでなくタスクも断捨離すべきです。この記事を読むことで、仕事のストレスを減らしつつ、生産性をより高められるでしょう。
ミニマリストにおすすめの本【エッセンシャル思考】
この記事は、「エッセンシャル思考」というミニマリストに超絶おすすめの本を紹介する記事です。ミニマリストは全員読むべきレベルです。
エッセンシャル思考とは一言でいうと、より少ないことでより高い成果を上げようとする考え方のこと。これ、まさにミニマリストにピッタリな考え方なんです。
実際に、この本を読んだ後の僕の感想としては、「ミニマリストのくせにこの本を読んでいなかった僕はアホだ…。」です(笑)
ミニマリストと聞くと、物を減らすことばかりに気を取られがちですが、やることを減らすこともとても大事だと思いました。(成果を上げたいのならば…)
エッセンシャル思考を4つのポイントで要約
エッセンシャル思考についてより理解してもらうために、この本の要約をします。この本は4つのパートで構成されています。それを下記にまとめました。
- 【ポイント1】エッセンシャル思考とは
- 【ポイント2】見極める
- 【ポイント3】捨てる
- 【ポイント4】仕組み化する
まずは、そもそもエッセンシャル思考とは何かを詳しく解説し、その後にエッセンシャル思考になるための行動や考え方を準備の段階から解説しています。
では、下記でこの本の概要(要約)をまとめるので、ぜひエッセンシャル思考の購入を検討する材料してください!
【ポイント1】エッセンシャル思考とは
まずはエッセンシャル思考が何か理解する必要がありますよね。本書のパート1では、エッセンシャル思考が何なのか詳しく書かれています。
先ほどにも言いましたが、エッセンシャル思考は「やるべきことをより少なくして、より大きな成果を上げる」考え方です。
よく全てのことを完璧にしようとする人がいますが、それは無理です。理由はこのイラストを見てもらえれば理解できると思います。

矢印の長さは成果を表しています。このイラストのように、何かの分野で成果を上げたいなら、他のことは捨てることが大切になります。なぜならエネルギー(時間や体力)は有限だからです。
多くのことをやろうとしても、1つ1つの成果は小さいことは経験上理解できると思います。1つ1つの成果が小さいと、周囲の人から「あの人はあんまり仕事に貢献していない」という評価を受けてしまうかもしれません。
なので、やるべきことをより厳選して、より大きな成果を目指した方が成功率や周囲からの評価も上がりやすいことは納得ですよね。
しかし、「どれも大事な仕事だから、捨てるなんてできない!」と思う方も多いはずです。
【ポイント2】見極める
大事な仕事(やるべきこと)とそうでないことを見極めましょう。この本の凄いとこが、まずは見極めために体調を整えましょうと書いてあることです。
具体的には下記のような方法が挙げられていました。
- 独りになれる場所を確保する
- 毎日8時間は寝る
- 何もしない考えるための時間を作る
他にも色々書かれていて、大変参考になりました。そして見極めるための準備が整ったら、いよいよ見極めためのテクニックや基準を学んでいきます。
この本では、そのためのテクニックや基準がいくつか紹介されていますが、その中でも僕は「90点ルール」がお気に入りでした。
「90点ルール」はやりたい度や重要度などを総合的に考えて、90点以上のことはやる、それ以下のことはやらないというシンプルなものです。
このような基準を事前に知っておくことで、やることの取捨選択ができるようになり、より重要度の高いことの時間を使うことができるようになります。
【ポイント3】捨てる
重要な仕事とそうでない仕事との見極めが付けられるようになったら、いよいよ捨てていきます。例えば、仕事を断るなどして捨てていきます。
「仕事断ったら、迷惑を掛けそうで怖いんだけど!」と思った方、ご安心ください。この本はそういう考えも考慮したうえで、仕事の捨て方を解説してくれています。
仕事の断り方についても解説してくれているので、非常に読者想いの本ですよね。その他にも下記のような視点から、成果を出すための仕事を捨て方について書かれています。
- 目標を明確にする
- 損失を切り捨てる
- 仕事を編集し、無駄を削る
- 境界線を設ける
どれも具体的なエピソードと共に解説してくれているのでスムーズに読めました。単なる理想論ではなく、人間の心理も取り入れながら書かれており心に刺さる部分が多かったです。
【ポイント4】仕組み化する
仕事を取捨選択できるようになったら、それを習慣化するとさらに最強です。
タスクの断捨離を習慣化することで仕事の量に圧倒されることがなくなり、やるべきことにフォーカスできる状態を維持できるからです。
本書では、そんなエッセンシャル思考を習慣化するためのテクニックや考え方が詳しくし解説されているので、ここではその1部を解説します。(全部解説したら著作権がやばそう…)
- 努力や根性をやめる
- バッファをとる
①努力や根性をやめる
努力や根性はマジで続きません。気合のみで早起きしようと決意して、1か月後に続いている人なんて100人に1人ぐらいでしょう。
早起きしたいなら、朝起きたら友人に報告するみたいなある種の強制力や仕組みを活用した方が成功率は格段に上がります。なぜなら人間のモチベーションには波があるからです。
この本では、そんな努力や根性に頼らない方法として「習慣化」が紹介されています。
例えば、歯磨きって改めると考えると、超めんどくさいことですよね。でも当たり前に毎日できるのは習慣になっているからです。
習慣化はエッセンシャル思考にも応用でき、エッセンシャル思考を習慣化することで継続的に成果を高められるようになります。(詳しい方法は長くなるので本でどうぞ!)
②バッファをとる
「バッファ」とは、緩衝(かんしょう)のことです。そのためバッファをとるとは、スケジュールに少しゆとりを持たせて立てるということになります。
この本では、タスクに掛ける時間は1.5倍に見積もることが推奨されています。
例えば、話し合いに1時間掛かると思うなら1.5時間に、子供の送り迎えに10分掛かると思うなら15分として見積もります。
人間は周囲に良く見られたいなどの心理から少し短く時間を設定しがちなので、1.5倍ぐらいが実はちょうどいいです。ゆとりができると、その分深く考えられたり、ミスなく進めることができるようになりますから一石二鳥です。
【まとめ】ミニマリストはエッセンシャル思考を読もう
今回はミニマリストにおすすめの本として、「エッセンシャル思考」を紹介しました。断捨離で物は減らすけど、タスクは減らさないミニマリストは意外に多いです。
僕自身もこの本を読む前はやることがやることが全部重要に思い、全部やろうとしていましたが、自分が期待するような結果は出せずに悩んでいました。
しかし、この本を読んで自分なりにタスクを減らした結果、1つ1つの作業に掛けられる時間はもちろん、思考量もかなり増えました。イイ感じです!
もちろん大きな成果はすぐには出るようなものではありませんが、過去の僕と同じように「色々頑張ってうるけど成果はイマイチ」という人にぜひ読んで欲しい1冊です。
最後にまとめると、エッセンシャル思考とは最小の時間で最大の成果を生み出すための考え方であり、この本は以下の人におすすめです!
- ミニマリストや断捨離に興味がある方
- より成果を出したいビジネスマンの方
- もっとゆとりが欲しい主婦の方
- やることが多すぎて困っている学生の方
なんとこの本を読んで人生が変わった人もいるようです。評判の高い本ですので、気になる方はぜひ下記のリンクからどうぞ!
目標を達成するためには計画をきちんと立てることが大切です。下記の記事で、ミニマリストに向けのシンプルな計画術を提案しているので参考にどうぞ。
