ここ数年の断捨離ブームによって、最近はミニマリストを知る人がかなり増えてきました。では、ミニマリストの対義語は何でしょうか?
ミニマリストの対義語はマキシマリストとよく言われています。最小限を表すミニマルの対義語である最大限を表すマキシマムに由来しているのでしょう。
ミニマリストになれば幸福度が上がると言われていますが、物をたくさん持つマキシマリストはどうなんでしょうか?この記事では、ミニマリストとマキシマリストどちらが優れているのか結論を付けます。
今回の記事を読めば、それぞれのメリット・デメリットが分かり、自分がどちらになるべきかわかるでしょう!
ミニマリストの対義語はマキシマリスト
ミニマリスト(minimalist)の対義語はマキシマリスト(maximalist)と世間的には言われています。
ミニマリストが最小限の持ち物で暮らす人であることに対して、マキシマリストはその反対なので最大限の持ち物で暮らす人という意味です。
マキシマリストは好きな物への執着や愛が強い人が多いようです。
何でもかんでも物を増やすとうよりかは、自分が好きな物はたくさん持っていたいという感覚とのこと。
ミニマリストのメリット・デメリット

ミニマリストは物への執着が少ない人です。自分に不必要な持ち物や思考はできるだけ減らすことで、無駄の少ない快適な生活を送ることができます。
ミニマリストのメリット4選
- 時間が増える
- 無駄遣いが減る
- 人と比べなくなる
- 部屋がスッキリする
僕は「ミニマリストこうだい」なんて名乗っているぐらいですから、かなりのミニマリストを愛しています(笑)
物を減らすことで自分の部屋がスッキリするのはもちろんですが、時間が増えたり無駄遣いが減ったりもします。
というのは、持ち物を減らすと、物の管理や探し物の時間が減り、おまけに物欲も減るので出費も減るからです。実際に僕は年間10着の服しか持っていません。
ミニマリストのデメリット3選
- まだ理解されにくいライフスタイル
- 自宅に人を呼びづらくなる
- 買い物が減って少しつまらない
ミニマリストに対して「怪しい」とか「変人」というような印象を持っている人はまだまだ多いです。ミニマリストの人が、自分がミニマリストであることをわざわざ公言するのはおすすめしません。
また一般人から見ると「引っ越したばかり!?」と言わんばかりの何もない部屋になるので、人を呼びづらくもなります。自宅に人を入れる際は「何もないけど」と保険をかけておきましょう(笑)
最後は物欲が減って買い物が減るので、少し刺激の少ない生活になります。無駄遣いは減るので、ここに関しては好みでしょうか。
マキシマリストのメリット・デメリット

マキシマリストは物への執着や愛情が豊かな人。自分の好きな物をたくさん保有することで、充実感のある生活を送ることができます。
マキシマリストのメリット3選
- 沢山のお気に入りの物に囲まれた生活
- 買い物を思いっきり楽しめる
- 思い出を形のまま残せる
自分の部屋をお気に入りの物で埋め尽くせるので、充実感や満足感を感じやすいです。例えば、趣味のコレクションなどですね。
また、マキシマリストは好きな物を無制限に買えるので、ショッピングを最大限に楽しむことができます。Amazonでもポチリまくりです。
最後は思い出を形として残せることですかね。ミニマリストは写真を撮るなどして処分しがちなので、これはマキシマリストのメリットでしょう。
マキシマリストのデメリット3選
- お金が掛かる
- 掃除や管理に手間が掛かる
- 下手すると、ただの散らかった部屋
ミニマリストと比べると、どうしても買い物の回数が多くなるので出費が掛かります。そして物が増えるということは掃除や管理の手間やストレスも増えるということです。
そして注意すべきなのが、下手をするとただの散らかった汚部屋になってしまうということ。レイアウトなどに気を遣う必要があります。
まぁ、散らかっている方が落ち着くという人もいますし、極論自分が幸せならばOKですが…。

ミニマリストvsマキシマリスト!【どちらが幸せか】
さてさて、そろそろミニマリストvsマキシマリストということで、どちらが幸せなライフスタイルか議論していきましょう。
まず僕の結論を申し上げておくと、9割以上の人がミニマリストになった方が幸福度は上がると考えています。残りの1割はお金持ちかコレクターです。
これは僕のこれまでの実体験はもちろんですが、脳の仕組みや他のネットや本での意見を参考にした結論になります。
- 脳の機能から考えれば、ミニマリストの方が幸せ
- ミニマリスト思考の人の方が高収入な傾向がある
- 実はミニマリストは元マキシマリストが多い
下記にて、それぞれ解説していきますね!
①脳の機能から考えれば、ミニマリストの方が幸せ
実は脳の機能や仕組みから考えると、たまにしか買い物をしないミニマリストの方が買い物の満足度は高いそうです。
なぜならば、人は刺激の差によって満たされる生き物だからです。100回目の買い物よりも1回目の買い物の方が満足度は高いうこと。
買っても買っても満たされないのは、買えば買うほど刺激の差が小さくなるからです。そのため、たくさん物を買う人よりも本当に欲しい物を買う人の方が刺激が大きいんです。(満足度が高い)
②ミニマリスト思考の人の方が高収入な傾向がある
一概には言えませんが、高収入の人の方が低収入の人よりも優秀であると仮定すると、ミニマリストの方が優秀です。
実際にとある年収と物の量を比較した調査によると、高所得者(年収1000万円以上)のうち6割の人がミニマリスト思考を持っていたそうです。

貧乏な人の部屋とお金持ちの人の部屋をイメージした時に、貧乏な人の方が散らかっているイメージがありませんか?
考えてみると不思議なことではありますが、あなたがよりお金持ちになりたいのならマキシマリストではなくミニマリストになった方が良さそうです。
③実はミニマリストは元マキシマリストが多い
最近はかなりミニマリストを名乗る情報発信者が増えてきました。僕もその1人ですが。
色々なミニマリストの方を見ていると、面白いことに元々はたくさんの物に囲まれて生活をしていた人が多いことに気付きました。(ここで言うマキシマリストです)
有名な方で言うと、ミニマリストしぶさんなども該当しています。しぶさんも物が多い生活から少ない生活にシフトされています。
つまり何が言いたいかと言うと、マキシマリストからミニマリストに移行する人が多いってことはミニマリストの良いんじゃない?ってことです。逆にミニマリストからマキシマリストになった人は聞いたことがありません。
【中間?】シンプリストという選択肢もある

「ミニマリストの方が良いという意見は分かったけど、物が少ない生活には抵抗がある」
このような方も多いでしょう。こんな方にはシンプリストという新しい選択肢を紹介したいと思います。
シンプリストとは?
シンプリストとは、物の量にはこだわらず。暮らしや部屋をシンプルにして統一感のある暮らしをしている人です。
統一感や無駄を省くためにある程度物は減らすけど、ミニマリストほど減らさず、マキシマリストほどは増やさない。まさに中間的存在だと僕は思っています。
中間なのでミニマリスト的なメリットで言えばミニマリストの方が勝ち、マキシマリスト的なメリットで言えばマキシマリストの方が勝ちです。
ミニマリストかシンプリスト、どちらに向いているか診断
自分がミニマリストに向いているかシンプリストに向いているか診断できる表を作成しました。各数字を見ていき、より共感できた方をまずは目指すといいでしょう。
ミニマリストの特徴 |
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①物はできるだけ少なくしたい |
②持ち物は機能性を重視したい |
③掃除が得意である |
④家事や掃除は極力したくない |
⑤物が少ない空間が好き |
⑥持ちの色味は気にしない |
シンプリストの特徴 |
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①物はある程度はある方がいい |
②持ち物はデザインを重視 |
③収納が得意である |
④丁寧な暮らしがしたい |
⑤好きな物に囲まれた空間が好き |
⑥色味はできるだけ統一したい |
1つ補足をしていくと、ミニマリスト兼シンプリストというように両立することは可能です。例えば、部屋の雰囲気にこだわりながら物を減らすといった感じ。
なんなら100%ミニマリストの人はかなり少ないと思います。どこまでこだわるかは人それぞれだということです。ここに正解はありません。
【まとめ】自分の価値観に合ったライフスタイルを。
今回はミニマリストの対義語であるマキシマリスト、そして中間的存在と僕が考えるシンプリストを紹介しました。同じ人間でありながらも色々な生き方をしている人がいて面白いですよね。
僕はミニマリストをおすすめしており、実際多くの人にとってはマキシマリストよりもミニマリストの方が適していると思っています。
しかしながらマキシマリストにならずともミニマリストをやめてしまう人もいるのも事実です。ぜひ自分の価値観や目的に合った生活スタイルを見つけてくださいね。以上!
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ミニマリストは手段であり目的でありません。ここが逆転してしまうと、本末転倒です。ミニマリズムとの付き合い方を解説しています。
