- ミニマリスト生活はうつ病やメンタル改善に効果がある?
- 断捨離が精神的に良いと言われる理由を知りたい。
- メンタルを安定させる方法を知りたい。
結論から言うと、ミニマリストはうつ病やメンタル改善に効果がある可能性が高いです。正しく断捨離することで精神状態を安定できます。
この記事では、ミニマリストがうつ病やメンタル改善に効果がある考えられる理由やメンタルに良い習慣を、大学で生物を勉強している僕が解説しています。
この記事を読めば、うつ病やメンタルの悪化を予防しつつ、毎日をより楽しく生きられるようになるでしょう!
- そもそもうつ病とはどんな病気?
- ミニマリストがうつ病に効果的な5つの理由
- うつ病予防のために取り入れて欲しい習慣3選
そもそもうつ病とは何か知っていますか?

ミニマリストとうつ病との関係をお話する前に、そもそもうつ病とは何か理解していますか?
いまだに、「うつ病は弱い人間がなるものだ」とか「気合でどうにかなる」と勘違いしている人が多くいるので解説します。
まず、うつ病とはある意味脳の病気です。まだ完全には解明されていないのですが、ストレスにさらされ続けることによって脳が正常に働かなくなる状態と言えます。
うつ病には様々な症状があるのですが、重症化してしまうと数か月~数年間社会復帰が難しくなるほど厄介です。
うつ病は一度なってしまうとすぐに治すのは困難です。ですから、うつ病にならないように予防することが最も重要だと言われています。
うつ病の主な原因はストレスです。そしてストレスをため込まないための手段としてミニマリスト生活は有効だと考えられます。
ミニマリストがうつ病に効果的な理由

先ほどうつ病の主な原因はストレスが原因だと言いました。他にも遺伝的な要因などもありますが、ここではストレスのため過ぎ→うつ病ということでお話します。
つまり、うつ病を予防する対策として、日常性活の中でストレスをため込まないというのが非常に重要になってきます。
そしてそのための手段として、ミニマリスト生活は有効です。理由はミニマリストはストレスをため込みにくいからです。
- 断捨離がストレス解消になるから
- 片付いた部屋を維持でき、自己肯定感が高まるから
- 持ち物の管理によるストレスを最小化できるから
- 反芻思考が減るから
- 健康意識が高まるから
ストレスをため込まない方法は、ストレスを定期的に解消することと、そもそもストレスを減らすことです。上記の4つの理由について、以下でそれぞれ解説しますね。
①断捨離がストレス解消になるから
これまでの人生の中であまり物を手放してこなかった人は理解できないかもしれませんが、断捨離はストレス解消になります。
といいますのは、自分の不要な物を手放すと、「スッキリ!」「解放!」といったポジティブな感情が湧くからです。
これは僕だけではなく、多くのミニマリストさんも言っているので、読者さんにも当てはまるはずです。少なくとも断捨離で暗い気持ちになる人を聞いたことがありません。
以上より、いらない物を断捨離する行為はストレス解消になるため、うつ病やメンタル改善に効果があると言えます。
②片付いた部屋を維持でき、自己肯定感が高まるから
片付いた部屋を維持できれば、自己肯定感の低下を防ぐことができます。これは想像してもらえると理解してもらえると思います。
例えば、お部屋が常に散らかっていると、「自分は片付けもできない人間なんだ…。」と多くの人が少なからず思うでしょう。
逆にお部屋が常に片付いていると、「自分は片付けができる人間だ!」とポジティブな気分になることができます。→自己肯定感UP
とはいえ、整理整頓するだけでは常に片付いた部屋を維持することは難しいです。なので、断捨離して物を減らすことでキレイな部屋を維持しやすくしましょう。
③持ち物の管理によるストレスを最小化できるから

持ち物の管理によるストレスを減らし、うつ病を予防できます。一般的に自宅は落ち着ける場所と言われていますが、少なからずストレスを受けています。
- 掃除をする時のストレス
- 探し物が見つからないストレス
- 持ち物を手入れする時のストレス、etc…
しかしながら、これらのストレスはミニマリスト生活をすることによって減らすことが可能です。
具体的には、ホコリが出にくくなり掃除の頻度が減ったり、手入れが必要な物が減ったりするからです。日常生活で感じるストレスの総量が減ります。
④反芻思考が減るから
ミニマリストとなることで反芻思考が減り、うつ病を予防することができます。反芻思考について説明しますね。
反芻思考とは、「はんすうしこう」と読み、ネガティブなことを何度も繰り返して考えてしまう状態のことです。
例えば、「ああ、自分はなんてダメな人間なんだろう」といったネガティブな考えを繰り返すこと。このような感情を繰り返す反芻思考はうつ病のきっかけとなります。
そんな時にミニマリストです。反芻思考の改善は何かに打ち込むのがいいのですが、ミニマリストになると片付けや趣味をより楽しめるでようになるため反芻思考が減ります。
⑤健康意識が高まるから
よく体と心は繋がっていると言われますが、これはうつ病にも当てはまります。つまり体を健康にすると、精神も健康になるのです。
実際に、バランスの悪い食事や睡眠不足、運動不足はメンタルの悪化につながり、うつ病の原因になることが分かっています。
そこでまたまたミニマリストが役に立ちます。ミニマリストになると健康意識が高まるのでうつ病の予防に良い効果を得られます。
実はあります。ミニマリストになると「生活の質をより高めたい」という欲が強くなり、生活の質を高めるものは積極的に取り入れようと考えるからです。
全ての人がミニマリストになると健康意識が高まるとは言えませんが、ネットで他の人を見ると実際にそんな方が多かったです。
うつ病予防のために取り入れて欲しい習慣3選

ミニマリストに興味を持ち、身の回りの不要の物を断捨離するだけでもうつ病になる確率は低くできるでしょう。
そして、これから紹介する3つの習慣を加えることでさらに精神状態を安定化することができます。
- 完璧主義をやめる
- 朝に日光を浴びる
- 最低限精神に関する知識を身に付ける
僕の実体験だけでは信憑性が低いので、精神科医の方の本や動画も参考にしたところ上記の3つが取り入れやすく、効果が高いことが分かりました!
①完璧主義をやめる
実は完璧主義の人はうつ病になる確率が高いことが研究で分かっているそうです。ですから、完璧主義をやめることがメンタル疾患の予防につながります。
完璧主義の人は「こうあるべき」と自分を追い込んでしまい、人に頼ることも嫌う傾向にあります。さらに、失敗をしたくないあまりに先延ばしをし、それが自己肯定感の低下につながることも多いです。
完璧主義は理想を追求する原動力になるといった長所もある一方で、自分を追い込んだり責めたりするといった短所もあることを知ってください。
完璧主義をやめる方法は色々ありますが、まずは考え方を変えることです。例えば、「80%程度の出来で自分を認める癖を付ける」など。
パレートの法則という法則によると、100点を取るには、80点を取るまでの4倍の時間が掛かるそう。つまり、100点を目指すのはコスパが悪いと言えます。
フェイスブック創設者のマークザッカーバーグも「完璧よりもまず終わらせろ」という名言を残しているように、完璧にこだわることはデメリットの方が多いのでやめるべきです。
②朝に日光を浴びる
朝に日光を浴びるとセロトニンという幸せを感じる脳内物質が分泌され、メンタル改善に非常に有効なのでおすすめです。
セロトニンは精神安定剤と似た構造をしているので精神の安定や安心感といった脳を活発にする物質。朝に日光を浴びると分泌するという特徴があります。
また、セロトニンは日興欲の他にも、リズム運動によっても分泌を促せます。そのため、うつ病の治療にもとても効果があると言われています。
③最低限の精神に関する知識を身に付ける
最低限の精神に関する知識を身に付けることでうつ病を予防しやすくなります。
なぜならば、知識を身に付けることで落ち込んでいる時に、自分のメンタルの状態を客観的に見られるようになるからです。
僕も昔からメンタルは弱い方ですが、落ち込んでいる時は自分のメンタルの状態を考え、例えば作業をやめて早く寝るといった対策が取れるようになりました。
これが知識0だと、「作業をやめるのは甘えだ」とか「みんなに迷惑を掛けられない」と頑張り過ぎて、うつになる可能性も高まることでしょう。
知識を学ぶ際に重要なのはきちんと医学的に理解している人から学ぶことです。うつ病は誰でもなり得る病気なので、根性論で語っている人を参考にするのは危険です。
また、本も読み返しやすく、体型的にまとまっているので1冊で全体像を理解できるのでおすすめです。きちんとした人が書いていることが多く信憑性が高いのもメリットの1つ。
おすすめの本を1冊上げるならば、樺沢先生が書かれた「3つの幸福」です。この本は幸せを幸福ホルモンが出ている状態とし、積み上げることで幸せになれる。その理論と方法をまとめた幸福の実用書です。
この本を読むことで、うつへの対策だけでなく、科学的に幸福になる方法を網羅的に学べます。僕も読でいますが、内容も面白かったのでおすすめ!
【まとめ】ミニマリストでうつ病を予防しよう
今回はミニマリストはうつ病対策に効果があるというお話をしました。うつ病は病気の一種なのできちんと理解することで予防や対策が可能です。
僕もミニマリストになる前はメンタルが病みそうになったことがよくありましたが、断捨離をした後にはそういったことは激減しました。
皆さんも断捨離や後半で紹介した習慣によってストレスを上手にコントロールし、うつ病を予防しましょう!
- ミニマリストや断捨離はうつ病を予防に効果がある
- うつ病は誰しもがなり得る病気である
- 完璧主義はやめ、ほどほどを目指すのが1番
- 朝散歩はメンタル疾患の特効薬
- 知識を身に付けることで自分を客観視できるようになる
悪い人間関係もうつ病やメンタル悪化の大きな原因です。他人は基本変えられないので距離を取ることで対策しましょう。下記の記事で断捨離すべき人間関係の特徴や注意点を解説しています。
